未だに残る小学生の頃のわだかまり

私が通っていた小学校は、一人親の子が多かった。クラスメートの半分以上が一人親家庭の子で、朝ごはんも食べずに学校へ来て授業を受けていた。私の友達の一人に、Tという同じマンションに住む男の子がいた。彼も一人親家庭の子で、クラスではいじめっ子側の立場にいたが、あまりにもやんちゃが過ぎるので、学校にあまり友達はおらず、いつも近所のやんちゃな子たちと遊んでいた。小学校4年生になり、クラス替えも終わったある日のことだ。Tがまたクラス内で何か悪いことをしでかし、学級会が開かれた。一通りのやり取りが終わった後、先生が突然こんなことを私たちに言った。「T君と同じクラスになりたくなかった人は手を挙げてください。」私はなんてことを聞くのだろうと吃驚し、同じようにクラスメートたちも驚きのあまり固まっていた。しかし、私のクラスはその頃、先生が生徒を恐怖で支配することで成り立っていた。そのため、クラスメートのほとんどが、この先生が放った信じられない質問に対して手を挙げた。私は絶対に挙げなかった。Tが学校で悪さをするのも、家に居場所が無くて寂しいからであるというのを知っていたからだ。Tはその後しばらく学校に来なくなった。同じマンションに住む私が配布物を届けなくてはいけなかったため会いに行くと嬉しそうにしていた。そして小学校5年生になり、Tは私に何も言わずに突然引っ越した。今、Tはどこで何をしているのだろう。あの時、学級会でTを庇ってあげられなかったことを私は今でも後悔している。今は新しい環境で、Tが居場所をたくさん持っていることを心から願う。わたしのきまりを体験レビューしちゃいます!